青パパイヤって?

南国の代表的なフルーツとして有名なパパイヤですが、沖縄やアジア各国では、果実が熟す前の青い時に収穫し、これを野菜として楽しみます。

この果実が熟す前の青い時に収穫したパパイヤが、青パパイヤと呼ばれています。
  
シャキシャキとした歯ごたえ、ほんのりとした甘味・・・そして、その香りも、青パパイヤの魅力の一つです。
 
では、青パパイヤとは、いったいどんな食材なのでしょうか!?

パパイヤの種類

基本的に、青パパイヤとフルーツパパイヤは「同じ」です(パパイヤ科パパイヤ属)。果実が熟し始める前の青い状態の時に収穫したものが「青パパイヤ」と呼ばれ、果実が熟してから収穫したものが「フルーツパパイヤ」となります。

野菜用に改良された品種(主に台湾系)や、フルーツ用に改良された品種(主にハワイ系)がありますが、基本的には、同じです。沖縄では、在来(帰化)種でもある台湾系が多く栽培されています。

パパイヤ?パパイア?

パパイヤ、パパイア、どちらも正式な名称として間違いではありませんが、少し前からパパイアに統一されつつある雰囲気があります。当サイトでは呼びなれたパパイヤで統一しています。沖縄の方言では、パパヤー、マンジューイ(万寿瓜)、チチウリ(乳瓜)とも呼ばれていたそうです。

青パパイヤ

野菜としては、パパイヤらしい風味が強い台湾系が好まれます。

青い時に収穫すれば、青パパイヤであることに間違いないのですが、青パパイヤとして最高に美味しい食べごろのポイントがあります。青パパイヤが肥大して丸みを帯びながら、まるで風船が膨らんでいくように、パンパンに膨れていきます。このパンパンに膨れてきたときが美味しい食べごろのポイントです。このポイントを超すと熟し始めてしまいます。反対に早すぎるとパパイヤの青みが強くなってしまいます。

フルーツパパイヤ

フルーツとして食べる場合は、パパイヤ独特の香りが控えめなハワイ系が好まれるようです。でも、パパイヤ独特の風味に魅かれてしまった熱狂的なファンは、フルーツで食べるときも台湾系を選びます!

カットしてそのまま食べたり、メロンのように生ハムと一緒に食べるのもフルーツパパイヤを楽しむおすすめの方法です。

半熟パパイヤ

青いパパイヤが熟し始める時、外見は青色なのに、中が白~ピンクまたはオレンジ(品種により異なります)に熟し始めているパパイヤがあります。前述した、食べごろのポイントを少しだけ越したパパイヤがこれに当たります。

野菜にもフルーツにも属さない半熟パパイヤは、市場に出荷されることはないのですが、野菜パパイヤにほんのり甘味が加わり、色も鮮やかなので、生産者だけがこっそりと楽しんでいました。

>> 乾燥パパイヤしりしり(半熟)はこちら

パパイヤの歴史

パパイヤは、16世紀始めにコロンブスによって南アフリカ大陸北西部で発見されました。その時に、コロンブスは、パパイヤのあまりの美しさに、「黄金の果実」と呼んだそうです。

船員の体調不良に悩まされていたコロンブスは、現地の人々からパパイヤを食べるようにすすめられました。それからパパイヤは船の常備食となり、カリブ海一帯での栽培が広がっていきます。

16世紀半ばにはブラジル、インドへ、18世紀にはアフリカ大陸へ広がり、今日では熱帯・亜熱帯地方全域で広く栽培されるようになりました。

沖縄には、明治時代に台湾から導入されたという説と、中国から来たという説があるようです。

戦後の貧しい時代、パパイヤは貴重な食料として愛され、そのまま沖縄料理の定番として残ってきました。今でも民家のお庭で育つパパイヤを見かけることができます。

青パパイヤと沖縄

沖縄では、田舎・都会問わず、今でも庭先でパパイヤを育てている姿を見ることができます。戦後の貧しい時代にパパイヤを食べて生き抜いたんだ、と言う方たちにもたくさん会いました。

パパイヤは沖縄の長寿を支えてきた食材のひとつで、今では沖縄の家庭料理に欠かせない食材として定着しました。沖縄では、青パパイヤを食べると乳の出が良くなるといわれ、産後のお母さんたちにとって、大切な食材なのです。

ただ!皮をむいたり、種を取ったり、シリシリしたり・・・下ごしらえが面倒といわれているのも事実です。

パパイヤの性別

パパイヤには、オス・メス・両性と3つの性別があります。また、両性にもオス系・メス系とがあります。

細長いパパイヤ、まん丸いパパイヤがあるのは、性別による違いです。実が細長いのはオス系の両性、まん丸いのは純粋なメスかメス系の両性で、純粋なオスには通常、実がつきません。

パパイヤを切った時に、種があるものとないものがありますが、これもパパイヤの性別によるものです。

一般的に食べたフルーツから種を取って育てる場合、パパイヤの花が咲くまで、その性別はわかりません。

※園芸店などの専門店で苗を購入する場合、オスが含まれていることはありません。

青パパイヤの栄養

青パパイヤには、パパイヤ独特の酵素をはじめ、18種のアミノ酸やビタミンC、食物繊維やβ-カロテンなど、さまざまな成分が豊富に含まれており、その栄養の豊富さからメディカルフルーツとも呼ばれています。

原住民にパパイヤで船員を助けてもらったコロンブスは、それから必ず船に常備するようになったそうです。

※ 青パパイヤ100g当たり

エネルギー 39.0 kcal
たんぱく質 1.3 g
カルシウム 36 mg
カリウム 190 mg
マグネシウム 19 mg
β-カロテン 45 μg
ビタミンC 45 mg
葉酸 38 μg
食物繊維 2.2 g

※ 日本食品標準成分表より抜粋

当サイトでは、青パパイヤを美味しく楽しんでいただきたい!をテーマにしていますので、パパイヤの栄養や効能について詳しく調べたい場合は、インターネットで検索してみてください。

青パパイヤの酵素

青パパイヤを傷つけると白い乳液が出てきます。

これは、パパイヤに含まれる酵素群で、その中の代表的なものに、たんぱく分解酵素、脂質分解酵素、糖質分解酵素があります。

この酵素群がパパイヤの最大の特徴で、パパイヤがダイエットで有名になったきっかけのひとつです。

この酵素をいかして、沖縄ではお肉を柔らかくするためにパパイヤが使われます。

PAPAYUMYUMの乾燥パパイヤしりしりは、酵素が高温で壊れないように、55℃の低温でじっくりと乾燥しています。

試しに、乾燥パパイヤしりしりを戻した水にお肉をつけてみてください!※長時間浸けると肉が解けてしまいます。

パパイヤの栽培

沖縄の代表的な野菜である青パパイヤですが、沖縄でもその栽培は不安定で、一年を通しての安定した供給が難しいのが現状です。

台風による影響、連作障害の影響、栽培ブームによる影響で、専門農家が少ないことが大きな理由です。

ADA FARMの青パパイヤ

青パパイヤは、農法や栽培者によって、味や品質が異なります。㈲アダ・ファームでは、2002年から、青パパイヤ生産に取り組んでいます。やんばるの素晴らしい環境で、一年中おいしい青パパイヤが食べられるように、さまざまな工夫をしながら、パパイヤの安定した露地栽培に挑戦しています。

露地栽培にはリスクがたくさんありますが、施設栽培に負けないほどの良質な青パパイヤを収穫することができます。まるで宝石のような美しさを持ちながらも、とても力強くワイルドな青パパイヤです。パパイヤの繊細さとともに、独特のやさしい香りや風味を感じて下さい。

ただ、沖縄北部だと冬場の寒さが厳しすぎるため、秋の台風でダメージを受けたまま冬に入ると、冬を越すのが難しく、一年を通した安定した生産が難しい環境です。

国頭村安田の青パパイヤ生産グループ

現在、地元国頭村安田で仲間と一緒に青パパイヤ生産グループを立ち上げ、より安定した青パパイヤの生産を目指しています。

青パパイヤの取扱い

青パパイヤは、特別な取り扱いは必要ありませんが、今までご質問があった項目等を紹介させていただきます。

青パパイヤの選び方

本土のスーパーでも青パパイヤが並ぶようになりました。そこで、美味しい青パパイヤを選ぶポイントを紹介したいと思います。

・青パパイヤの色

パパイヤの緑色に注目して下さい。黄緑色に近い薄い緑色はひ弱なパパイヤです。反対にドス黒い青パパイヤは、肥料が効きすぎてアクが強くなります。優しい自然な緑色のパパイヤが健康的な青パパイヤです。

・青パパイヤの鮮度

健康な青パパイヤは、収穫してから2週間程度、美味しく食べることができます。時間が経ったパパイヤは柔らかくなり、触った時にそれを感じることができます。ひ弱なパパイヤや肥料が過剰なパパイヤは、収穫してすぐにこの症状が出てきます。

・青パパイヤのふくらみ

風船が膨らんだように、いまにもはちきれそうなパパイヤが理想です。

青パパイヤの旬

青パパイヤには特に旬がありません。沖縄では、台風さえ来なければ、一年中収穫することができますが、なかなかそういう年はありません。成長の早い春~夏は、歯ごたえに少し柔らかさが出てきます。冬は実が肥大するのに時間がかかるため、歯ごたえも少し硬さを感じるようになります。

青パパイヤの下ごしらえ・切り方

青パパイヤは美味しいけど、少しだけ面倒。パパイヤの下ごしらえ・切り方を下の記事で写真付きで紹介していますので、是非ご確認ください。

>> パパイヤの切り方 基本編

青パパイヤのあく抜き

アク抜きに関しては、いろいろな意見があります。パパイヤはアク抜きが必要、と言われることがありますが、健康的に育った青パパイヤはもともとエグミ等はないので、わたしたちはアク抜きが必要ないと考えています。
化学肥料で育ったり、有機でも肥料を過剰にあげてしまうと、それがエグミとして現れます。こういう時は、アク抜きが必要になります。健康な青パパイヤを探して、アク抜きしないで食べることをおすすめいたします。

青パパイヤの保存

健康な青パパイヤは、収穫してから2週間以上、常温での保存ができ、美味しく食べることができます。一度カットしてしまった場合は、冷蔵庫などで保管してください。

青パパイヤの楽しみ方

青パパイヤはとても魅力的な食材です。特別な食材でもなく、普通の美味しいお野菜です。食卓に青パパイヤがある素敵な生活スタイルを!

青パパイヤ料理のレシピ

急なおもてなし、時間がない時のレシピ、本格的なレシピ、青パパイヤを楽しむレシピを紹介しています。

>> 青パパイヤ料理のレシピ集

もっと気軽に青パパイヤを

青パパイヤは美味しいけど、手間がかかる。ただの野菜にしては高い!確かに、沖縄からだと、青パパイヤよりも送料の方が高くなってしまうこともあります。PAPAYUMYUMの乾燥パパイヤしりしりなら送料込のお値段です。水に浸けるだけで、すぐに青パパイヤ料理を楽しむことができます。

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